今回、CONEQの導入事例として、APEQ-2proを導入された、神奈川県のM邸を取材しました。
M邸の機材一覧
スピーカ: JBL Paragon, VIVID AUDIO G1 GIYA
CDトランスポート:emmLab CDSD
アナログプレーヤ:Thorens TD521, Tone Arm: SME-3012R, カートリッジ:Thorens MCH2
DAC:emmLab DCC2
プリアンプ:Maranz7 (オリジナル)
パワーアンプ:Bryston 14BSST, Krell KSA100, KSA50, VIOLA Bravo
M氏がAPEQ-2proを導入されたのは実はもう数年以上前で、弊社にてご紹介させて頂いていないのに気付き、今回急遽インタビューをさせて頂きました。
M邸のオーディオルーム
APEQ-2proは、Paragon用に導入されていますが、M氏のパラゴンは3-WAYマルチアンプ化されており、下記の仕様となっています。
ドライバ:
High:JBL 075
Mid: JBL375
Low: LE15A
チャンネルデバイダ:
UREI 525
パワーアンプ:
High: Krell KSA100
Mid: Krell KSA50
Low: Bryston 14B SST
スピーカケーブル:Black Rhodium
導入された経緯をM氏に伺いました。
Q: APEQ-2proをパラゴンに試されたきっかけは?
パラゴン購入当初は実はパラゴンは「インテリア」としての意味合いが大きく、音に関しては良くも悪くも「パラゴンはパラゴンだ」と思っていました。
その後マルチアンプ化し、クラークテクニークのグラフィックイコライザを使用して音質を調整しました。その結果、パラゴンらしさは減りましたが、されどパラゴンといった感じでした。そんな中偶然見つけたのがAPEQ-2proで、一度デモをお願いしました。
Q:実際にAPEQ-2proで補正されたパラゴンをお聴きになった時のご感想は?
少しはこれまでよりも改善すると期待していましたが、正直ここまで良くなるとは想像していませんでした。
低域はかなり改善できると思っていて、その通り大きな改善がありましたが、高域に関しても1本筋が入った状態となり、かなり良くなりました。
また、一番の大きなポイントは位相の改善です。「パラゴンでは音像定位しない」と当然の様に思っていて、音像定位は不可能だと思っていましたが、それが何と実現してしまいました。我が家にはパラゴンの他にVIVID AUDIOのG1GIYAがありますが、今のパラゴンの音はG1GIYAを凌ぐ音になっています。
実はAPEQ-2pro導入後にも他社のイコライザは更にすごい補正をできるのではないかと思い、出張デモを依頼した事がありましたが、担当者が既にAPEQで補正されているパラゴンの音を聴いた後「この音をどうしろと言うのですか」と言っていました。やはりたった1点の「音圧測定」と、何百点も測定する「音響パワー測定」の差が出るのだと思いました。
M邸の機材群
M邸に設置されたAPEQ-2pro
M邸には、STUDER A80とAMPEX AG440もあり、こちらもParagonで鳴らして楽しんでいらっしゃいます。写真はSTUDER A80
パラゴンLチャネルのグラフ
M氏のお好みにより、Low Shelfを100Hzで+3dB、PD3.5、High Shelfを6kHzで-1.5dBといった設定を行っています。
パラゴンRチャネル
補正前のカーブ(緑線)はM氏が耳を頼りにUREI525で調整したカーブですが、中高域のLR差はほぼ1dB以内と、サウンドエンジニア並みの非常に優れた音質バランスに設定されていました。
M様、インタビューのご対応ありがとうございました。
M様とは既に2年近いお付き合いで、常に手を加えられているパラゴンの音には「魂」を感じます。APEQ-2proご購入後多い時には数か月毎にAPEQの再測定をご依頼されており、日本で最も頻繁にAPEQのキャリブレーションを行っている方でもあります。
今回もパラゴンのWooferを2205AからLE-15Aに交換(エッジをウレタンからセーム皮に交換)、Brystonのアンプを修理、スピーカーケーブルをBlack rhodiumへと交換された為、再度測定に伺いました。
M邸ではAPEQでの補正後は必ず奥様も音質チェックにご参加されます。奥様も音質チェック用のLPがあり、ご夫婦で音のバランスについて話されている姿は、一オーディオファンとして非常に羨ましいものです。















