今回、CONEQの導入事例として、APEQ-2proをモニタースピーカ補正用に導入されました、音楽作家の小倉しんこう様のプライベートスタジオにて取材を行いました。
小倉しんこう様は学生時代のバンド活動を経て2007年より音楽作家として活動されており、JUJUの「やさしさで溢れるように」の作詞(共)、作曲や、西野カナの「Dear…」の作曲(共)等を手掛けていらっしゃいます。
2004年に設立された現在のプライベートスタジオにて、今回のAPEQ-2pro導入に至った経緯やご感想を伺いました。

APEQ-2proに対するコメント
APEQ-2proの導入を検討されたきっかけは?
今までこのスタジオのインテリアを保ったままモニタリング環境を良くできるものが無いかとずっと探してました。
普通だと、部屋の調整だとかスピーカの位置の調整だとか、そういったところを少しづつやっていくと思いますが、実際いろんな人と話をして、「ここに反射板を置けば」とか「そこに吸音材を置けば」とか色々な話が出るんですが、音楽を作る人間て意外とスタジオのインテリアを気にするんです。それで偶然APEQ販売代理店に行った時に「部屋の低域の溜まりがどうしても気になってしまって、ただ今の楽器やPCの配置は変えたくないのですが、何かいいものありませんか?」と尋ねたところ、「それならいい機材があります」紹介されたのがAPEQ-2proでした。更にその際CONEQのデモ版がReal Sound LabのWEBでダウンロードできることも聞き、早速スタジオへ戻りデモ版を試してみました。
最初の「APEQ」という製品名や、「音響パワー」という聞き慣れない言葉に戸惑いましたが、その効果をデモ版で一度聴いてしまってからは、いざ作業をするのに元の環境に戻したら気になってしまってもうダメでしたね。一度音響パワーフラットの環境を聴いてしまうと、元に戻れなくなってしまいます。ですのでデモ版の音を聞いた瞬間に導入を決めました。
今まで別の方法でモニタリング環境の改善を試みられたことはありますか?
今までのモニタリング環境は丁度120Hz付近の膨らみが気になっていて、実はグライコで調整できるかと試してみたんですが、やっぱり駄目でしたね。キックの音とか、他の音まで殺しちゃう。APEQは余分な膨らみを見事に取り除いてくれて、かつ他の音は全く殺していないのが聴いていて分かります。

小倉しんこう様スタジオに導入されたAPEQ-2pro
実際にAPEQ-2proを導入されていかがですか?
Rolandは頻繁には使っていないのですが、キックの出方等が断然よくなりましたね。Focalの方は衝撃ですね。もともとこの部屋との兼ね合いなのか120Hz付近に大きな膨らみがあって、今聴くと「よくこれでやってたな」と思ってしまいます。
あと、APEQで補正すると音の速度が上がりますね。奥行きもしっかりと出てセパレーションが良くなるので、高域や、ギターの成分で何を入れたかがちゃんと分離して聴こえます。ベースも今まではコンプかけてもかかった感じが分からなかったのですが、APEQを入れる事によってはっきりと分かる様になりました。
あとは、スタジオの環境は基本的にそのままで、APEQをそこに追加するだけという点がとにかくいいですね。なかなかこの手軽さでこの性能はないですよね。
今試しに自分で作ったアレンジデータを聴いてみましたが、フラットで聴くとちゃんとどこを直さなきゃいけないのかが直ぐに分かります。フラットな環境を手に入れると、作る曲が変わる気がします。
APEQで補正すると「ここ隙間があるからまだ音足せる」といった事も分かるようになります。逆に今までの環境では、音がいっぱい詰まってしまっている感じがして、外に出してみるとスカスカだったりといった事があったので、この効果は大きいです。結局アレンジも感覚で音を足していくものなので、出来上がってくる曲もこれから大きく変わると思います。
APEQが入って自分としての作曲環境は一通り完成ですね。もっと早く入れておけばよかったです(笑)。
最後に「色々と頭の中で分析すれば音の速度だったり分離感、解像度といった所の改善が出ていると思いますが、要は自分が入れたとおりの音がモニタリング環境として聞こえてくると物凄く気持ちいですよね。これだけで曲作りのモチベーションが上がります。」とおっしゃっていました。

スタジオで使用されているFocal CMS40とRoland DS90A

作曲で使用しているギター&ベース
小倉しんこう様のホームページは こちら…









